2歳差育児を検討しているけどなんだか大変そう。2歳差育児中で子育てが大変。いつになったら楽になるんだろう。他の家庭はどうなんだろうと思ったことはありませんか。
この記事では、2歳差育児を経験している私(ダイチ)が共働き夫婦家庭の目線で2歳差育児のメリット・デメリット、ダイチ家の実例と実例に基づく子育てアドバイスについて書いています。
こんにちは。ダイチです。
私は2人の子ども(2歳差)の父親で、子育てと仕事の両立がつらかった時期がありました。
つらかった時期を乗り越えた経験を共有することで他のパパ・ママの子育てが楽になることを目指しています。
この記事が2歳差育児を乗り越えることの一助になり、家庭と仕事のバランスを取りながら、子どもたちが仲良く成長できることに貢献できれば幸いです。
デメリット
まず、2歳差育児のデメリットから書きたいと思います。
デメリットとしては、年の近い幼い子ども2人を育てることが大変だということです。
具体的には、下記の2段階の時期に分かれます。
- 出産直後から1年程度
- 1の後、上の子5歳・下の子3歳になるくらいまで
下の子の出産直後は赤ちゃんが2人以上いるように感じる
2歳差育児だと、下の子の出産直後は赤ちゃんが2人以上いるように感じる状態になります。
上の子は2歳です。2歳ですが、自分のことは何もできない年齢です。自分のことは何もできない年齢という意味では、赤ちゃんと同じなのです。
さらに言えば、赤ちゃん返りをする可能性も高いです。
赤ちゃん返りとは、ある程度成長した子どもが、弟や妹が生まれたことなどをきっかけに赤ちゃんのような態度を取ること。
下の子が生まれることを、親が上の子に言い聞かせていたとします。そして、上の子が弟や妹が生まれてくることを十分理解しているように思えた。むしろお兄ちゃん・お姉ちゃんになったように親が感じたとします。
そうだとしても、いざ下の子が生まれると赤ちゃん返りしてしまい、下の子が生まれる直前と比べて上の子への対応が増える可能性が高いです。作業量的には赤ちゃんが2人いる状態だと思うのですが、親としての私の実感としては赤ちゃんが2人以上いるように感じました。この意味で下の子が1歳になるくらいまでが2歳差育児で最も大変な時期になります。
上の子5歳・下の子3歳になるまで大変
上の子2歳の子育てをしつつ、下の子0歳を頑張って育てた。そうすると、1年が経過する頃には、上の子3歳・下の子1歳になって少し子育てに余裕が出てくると思います。
思いますが、上の子5歳・下の子3歳になるまでは大変な時期です。
というのも、子どもは3歳頃から自分でできることが増えてくるのですが、そのできることを増やすことを親がしないといけないからです。自分のことは何もできない下の子を育てながら。
上の子が5歳になれば、自分でできることがある程度増えていますし、自分にとって興味のあることを自分でやりはじめます。上の子にかかる親の手間が少なくなります。そして、下の子が3歳になり、自分でできることが増えていきます。
上の子5歳・下の子3歳までは、上の子も下の子もまだまだ親の手が掛かる時期なのです。
※もしも3歳差以上だったら
仮に3歳差以上の子育てだったらどうなるか。
上の子が3歳以上なのでオムツが取れている場合があります。
オムツが取れているって凄いことなんですよ。自分でトイレに行ってオシッコやウンチをしてくれるのです。トイレの時にフォローする必要はありますが、オムツを替える親の手間はなくなります。
4歳差の場合、上の子は完全にオムツが取れていて、親が上の子のトイレの対応をする労力がほぼなくなります。
上の子が3歳以上になって自分でできることが増えた後に下の子が生まれると、2歳差育児の赤ちゃんが2人以上いるように感じる大変さは軽減されると思います。
メリット
2歳差育児のメリットは、
- 子育て期間が短い
- 子育て計画を立てやすい
です。
2歳差育児は下の子が生まれた直後が最も大変ですが、徐々に楽になっていきます。そして、2人同時に育てているメリットが活きてきます。
子育て期間が短い(3歳以上差の子育てに比べて)
2人同時に育てているので、子育ての期間が短くなります。
成人になるまで
例えば、成人(18歳)になるまでを子育ての期間とした場合、2歳差育児だと20年で子育ての期間が終わることになります。
小学生になるまで
小学校入学までの保育園・幼稚園の時期は親の送り迎えが必要など、子どもの対応に追われる時期だと思います。
2歳差育児で子どもを2人とも保育園に1歳から通わせた場合、保育園に通う期間は8年で終わります。8年中半分の4年は2人の子どもを同時に保育園に通わすことができます。
仮に4歳差育児の場合だと、保育園に通う期間は10年になり、2人の子どもを同時に保育園に通わすことができる期間は10年中2年になります。
子育て計画を立てやすい
2人同時に育てているので、子育ての計画を立てやすいです。
行事
2歳差で子育てをしていると、上の子の行事をした後、すぐに下の子も同じ行事をする感覚になります。
実際は2年という時間が空いているのですが、上の子の時の親としての経験が下の子の時に役立ちます。記憶が鮮明なので下の子の行事の時に「上の子の時にはどうだったかな」という記憶を探る状態にはなりにくいです。
子ども用品
上の子に使った子ども用品の中に下の子にも使えそうなものがあればそのまま使うことができます。
そのうえで、行事と同じなのですが、新しく必要なものは上の子の時の経験を活かして無駄なく買い揃えることができます。
上の子と下の子の性別が同じか違うかによっても変わってきますが、
- 子ども服
- 子ども用食器
- おもちゃ
は下の子にも使えるものの典型だと思います。
2年で使うようになるので、家での保管も苦ではありません。
上の子用に買ったオムツがサイズアウトして余ってしまったことがありましたが、そのまま家で保管して下の子に使いました。
お金
子どもの生活費や教育費の予測も立てやすいです。
予測が立てやすいので準備もしやすいです。そして、準備は同時にできます。
上の子の時に必要になった支出は2年後に下の子でも支出しないといけないので当然ですね。
大学進学などのかなり先の準備も同時にできます。
ダイチの実例と子育てアドバイス
上の子2歳・下の子0歳
実例
- 夫はフルタイム勤務
- 妻は産休・育休
- 子ども2人は家で子育て
上の子の子育てを働きながら乗り越えたので、下の子の子育ても働きながら乗り越えることができるだろうと甘い考えで2歳差育児に突入。赤ちゃんが2人以上いるように感じることを全く予想していませんでした。
現実に気づいてから対応しましたが、時すでに遅しでした。このあたりのことは下記に詳細を書いています。
子育てアドバイス
可能であれば、パパも育休を取って欲しいです。上の子の時に育休を取らずに0歳時の子育てを乗り越えることができた人でもやっぱり子育ての負担が2倍(実感としては2倍以上)になることはきついからです。
そして夫婦で協力しながらとにかくこの時期を乗り切りましょう。
使える人・物は、全て使って子育ての負担を減らしましょう。
- 自分たちの親
- 時短家電
- ネットスーパー
- 食事宅配サービス
などを活用しましょう。一時預かりをしてくれる施設が近くにある場合はその活用を検討しても良いかもしれません。
育休を取っていないパパの場合は、仕事の負担を減らす調整が必要になると思います。
職場によっては仕事の負担を減らすことは難しい場合もあると思います。その場合は、子どもが生まれたことや子育てが大変(ミルク対応で夜寝ていない)などは普段の会話の中でアピールしておくと良いでしょう。
下の子の出産までに事前に準備できるものは事前に準備を完了させておきたいですね。
可能であれば下記のような住環境の必要性も認識しておくとこの時期の2歳差育児がより楽になります。
上の子3歳・下の子1歳
実例
- 夫はフルタイム勤務
- 妻は時短勤務(職場復帰)
- 子ども2人は保育園
子ども2人を保育園に預けたうえで夫婦ともに働くというのが日常になりました。
この時に大変だったのが、
- 妻が仕事に慣れること
- 上の子がママが家にいないことに慣れること
- 子どもたちが病気になりやすいこと
でした。
我が家では、2歳差育児を前提とした計画(上の子の産休・育休に続いて、下の子の産休・育休に入る)を立てていたため、妻が仕事をしていない期間が3年の状態で妻が職場復帰しました。妻が仕事に慣れるまでのサポートが必要になりました。
そして、妻の職場復帰は上の子にとっても環境の変化になります。上の子はこの時までママが家にいることが当たり前という環境で育ってきましたが、この時からママが家にいない・保育園へ行くという状態になりました。職場復帰した4月から6月くらいまでは上の子は不安そうな状態でした。上の子のケアをする必要が出てきます。ちなみに、下の子は保育園に行くことについてはよく分かっていませんでした(恐らく寂しいという気持ちはあったとは思いますが)。
上の子3歳・下の子1歳の頃は、子どもたちはどちらも病気になりやすいです。年齢的なこともありますし、保育園に通っているため病気をもらいやすいです。どちらかが病気になるともう一方にうつるということになり、看病する期間が長くなります。我が家では、看護休暇や有給休暇がどんどん減っていきました。
子育てアドバイス
妻と子どもたちが環境の変化に対応できるようになるまでケアすることを心がけましょう。
そのためには、夫婦ともに仕事と家庭のバランスを調整する必要があります。
家庭のことは夫婦で良く話し合って子育てと家事の方針を擦り合わせてください。
仕事についても、子どもの看病で休むことがあるので、仕事の負担を減らすことができると良いですね。
- 子ども2人(3歳と1歳)が保育園に通い始めたこと
- 看病の可能性が増えること
などは職場の普段の会話の中でアピールしておくと良いでしょう。
上の子4歳・下の子2歳
実例
- 夫はフルタイム勤務
- 妻は時短勤務
- 子ども2人は保育園
- 上の子は習い事を始める
親はバタバタしながらも子育てと仕事の両方をこなすことが日常になってきました。また、子どもも保育園に慣れている状態になりました。
ですが、余裕のある状態ではなく、上の子3歳・下の子1歳の時から引き続き、子ども2人に対してまだまだ手が掛かります。
- 子どもたちは病気になりやすい
- 上の子は自分でできることが増えてくるが、まだまだ1人でできることは少ない
- 上の子を習い事に通わし始める(我が家の場合)
我が家は共働きなので、上の子を習い事に通わす日は土日になります。平日の疲れを癒したい時に習い事の送り迎えをすると親の体はあまり休まりません。
そもそも、子ども自身にも親のスケジュールにも合う習い事を見つけることが大変です。そして、良い習い事が見つかったとしても本当に子どもに合うかはやってみないとわからないので、体験しては違うものを探すということを繰り返す場合があります。場合によっては、合うと思ったものでも少し続けてみたら実は合っていなかったというものもあります。そのため、家族のスケジュールが落ち着かない日々が続く場合があります。我が家は、子どもが習い事に慣れるまで時間が掛かりました。
子育てアドバイス
上の子4歳・下の子2歳になると、上の子の発達の程度によっては子育てが楽になってくる部分もあります。
ですが、実例にも書いたようにまだまだ大変です。
子育てが比較的楽になる上の子5歳・下の子3歳を目指して、夫婦で子育てを乗り越えていきましょう。
上の子5歳・下の子3歳
実例
- 夫はフルタイム勤務
- 妻は時短勤務
- 子ども2人は保育園
- 下の子も習い事を始める
親は相変わらずバタバタしながらも、子育てと仕事の両方をこなす日常です。
我が家では下の子も習い事に通わせ始めたので、この点も子育てに手が掛かるようになりました。
ですが、上の子5歳・下の子3歳になると、子育てが少し楽になります。詳細については別の記事でまとめています。
この記事を書いた後に下の子はオムツも取れて子育てが更に楽になりました。
子育てアドバイス
ここまで2歳差育児に対応してきた自分を褒めましょう。
これからは2歳差育児のメリットがより活きていきますよ。
まとめ:2歳差育児の大変さを理解して楽しく乗り越えよう
この記事では、共働き夫婦家庭の目線で2歳差育児のメリット・デメリット、ダイチ家の実例と実例に基づく子育てアドバイスについて書きました。
2歳差育児のデメリットは、
- 下の子の出産直後は赤ちゃんが2人以上いるように感じる
- 上の子5歳・下の子3歳になるまでが大変
です。
一方、メリットは、
- 子育て期間が短い(3歳以上差の子育てに比べて)
- 子育て計画を立てやすい
です。
ダイチ家の実例と子育てアドバイスについては、上の子2歳・下の子0歳の時から上の子5歳・下の子3歳になるまでの4年間について書きました。
今思い返しても、最初の2年間(上の子2歳・下の子0歳の時と上の子3歳・下の子1歳の時)は大変でした。
大変でしたが、その2年間を乗り越え、更に上の子5歳・下の子3歳になるまでの期間を乗り越えた我が家には2人の子どもを同時に育てるメリットがどんどん活きてきています。
2歳差育児の大変さを理解して楽しく乗り越えることで、家庭と仕事のバランスを取りながら、子どもたちが仲良く成長できるようにしていきましょう!