初学者向けモンテッソーリ漫画:ママ、ひとりでするのを手伝ってね!

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モンテッソーリ教育を理解し、子どもの教育環境を構築するために、信頼性のある情報や具体的なアイデアが欲しいと思ったことはありませんか。

この記事では、モンテッソーリ教育の理念や具体的な実践方法を知ることができる相良敦子(原作)・あべようこ(マンガ)(2018)『マンガ モンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』株式会社河出書房新社(以下、『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』)を紹介します。

ダイチ
ダイチ

こんにちは。ダイチです。

2人の子ども(2歳差)の父親で、モンテッソーリ教育に関する知識を楽しく学び、子どもの特性を伸ばす家庭環境を築くことに興味があります。

この記事が、モンテッソーリ教育の理念を家庭に取り入れ、子どもが望む成長を手助けできるようになることに貢献できれば幸いです。

『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』とは

『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』とは、日本のモンテッソーリ教育の第一人者である相良敦子さんの『ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』のマンガ版です。

マンガ化はあべようこさんが担当しています。

著者

相良敦子(原作)

『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』の原作の著者・相良敦子さんは、日本モンテッソーリ協会理事をされていた方でもあります。

著書に

  • 『お母さんの「敏感期」』(文藝春秋)
  • 『幼児期には2度チャンスがある』(講談社)
  • 『親子が輝くモンテッソーリのメッセージ』(河出書房新社)
  • 『モンテッソーリ教育を受けた子どもたち』(河出書房新社)
  • 『お母さんの「発見」』(文藝春秋)
  • 『お母さんの工夫』(共著)(文藝春秋)

などがあります。

私は本書を読む前に、既に『お母さんの「敏感期」』を読んでいます。『お母さんの「敏感期」』については、下記で記事にしています。

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あべようこ(マンガ)

マンガ化を担当された方はあべようこさんで、

  • モンテッソーリ教師
  • 教育コンサルタント
  • 保育士

という肩書きがある方です。

という活動もされています。

内容

『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』の内容は、モンテッソーリ教育を踏まえた

  • 子どもの真の望みを理解すること
  • 子どもの望む成長を手助けすること

という2点に集約されます。

子どもの真の望みを理解すること

子どもの真の希望を理解することとは、ざっくり言うと本書のタイトルのとおり子どもが「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」と思っていることを理解することです。

『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』では、主に前半で幼児期の子どもの特徴について書いていて、主に後半で後述する子どもの望む成長を手助けする方法について書いています。

子どもの特徴とは、

  • 子どもは自立したがっていること
  • 子どもには「敏感期」があること
  • 子どもは動きながら学んでいること

などのことです。

子どもの望む成長を手助けすること

子どもの望む成長を手助けする方法とは、

  • 子どもに上手に教える方法
  • 子どもを成長させる「活動のサイクル」を理解すること
  • 「自分でしたい」子どものための環境を整えること

などです。

ダイチの感想

『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』を読んだダイチの感想は、

  • モンテッソーリ教育とは何かを知りたい場合に最初に読むべき本
  • マンガで知識を習得することが楽しい
  • 子育ての具体例を実感できる

です。

モンテッソーリ教育とは何かを知りたい場合に最初に読むべき本

『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』は、モンテッソーリ教育とは何かを知りたい場合に最初に読むべき本だと思いました。

この感想は、同じ著者の『お母さんの「敏感期」』を読んだダイチの実感です。

理由としては、

  • 内容がコンパクトにまとまっている
  • 1時間半あれば読むことができる
  • マンガなので読みやすい

からです。

本書はモンテッソーリ教育の内容がとてもコンパクトにまとまっていました。既述のとおり、モンテッソーリ教育を踏まえた子育てのヒントが必要十分な内容で書かれていましたし、子育てのヒント(結論)の背景的な説明は基本的には省略されていました。

このようなコンパクトな内容なので、1時間半あれば読むことができます。私は眠気と戦いながら(!)、1時間15分で読み終えました。

そして、本書はマンガ版というだけあって、本文の84.1パーセントが漫画です(132ページ中111ページ)。文章(コラム)は21ページしかありません。ですのでサクサク読めますし、文章が苦手な人でも読みやすいです。(※ページ数は紙の本のものになります)

マンガで知識を習得することが楽しい

『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』を読んで特に思ったのが、マンガで知識を習得することが楽しいということです。

本書のマンガの内容は、悩める親子(どちらかと言えば親)の成長物語です。子育てに悩む親がモンテッソーリ教育に出会い、子育ての方法を工夫していく過程を追体験できるため、モンテッソーリ教育の内容を楽しく習得することができます。

マンガ化を担当されたあべようこさんが「おわりに」の中で、自身の子育ての体験を盛り込んだと書いているだけあって、子育てをしている親なら共感して読むことができます。

子育ての具体例を実感できる

また、子育ての具体例を実感できる点も『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』の特徴だと思いました。

マンガ部分でモンテッソーリ教育の考え方が紹介された後に「具体例を見ていきましょう」「子どもってよくこんな感じにならない?」というようなセリフの後に子育てでよくある場面(子どもの特徴的な行動など)が書かれています。そのため、子どもの特徴的な行動に対してモンテッソーリ教育をどう実践したら良いのだろうと考えながら読むことができます。

初めての方にもわかりやすいように書いたとマンガ化を担当したあべようこさんが言うだけあって、読みやすく、自分の子育てに活かしやすい内容だと思いました。

インターネット上の口コミ

インターネット上の口コミを見てみると、

  • 漫画で読みやすく、大枠を理解しやすい。初学者には良かった
  • 子供との関わり方に悩んでいたため手に取りました。モンテッソーリ教育についてもっと知りたいと思えるキッカケになりました。
  • マンガで分かりやすく、モンテッソーリ教育の家庭育児への実践方法が書かれています。内容的には2歳くらいのイヤイヤ期に特化している印象でしたが、興味のある方なら、1歳には読むのがおすすめ。モンテッソーリ教育の最初の1冊におすすめです。

というようなおすすめする口コミもある一方で、

  • わかりやすいが、内容としてはやや物足りない印象
  • 元の本を買うべきでした。イラストが受け付けない上、主人公(母親)の行動や言動がイライラしました。
  • 実際はこんなにうまくいかない

というようなものも見られました。

感想のところでも書きましたが、内容がコンパクトなので物足りないと感じるのは仕方ないと思います。初学者向けではなく、もう少し詳しい内容を期待する場合は、原作を読んでも良いかもしれません。マンガで読みたくない人も同じです。

私は原作を読んでいませんが、同じ著者・相良敦子さんの『お母さんの「敏感期」』を読んでいます。こちらを読むことをおすすめしたいです。

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実際はこんなにうまくいかないという点については、確かにそう思います。でも、実際の子育てでうまくいくことなんてあるんでしょうか。私は、本書に出てくる親子のように悩みながら子育ての方法を模索していくことが子育てなんだと思っています。だからこそ、子育てのヒントになるモンテッソーリ教育について知っておく必要があると思っています。

ダイチ
ダイチ

私にとっては、モンテッソーリ教育についてマンガで気楽に学べる本でした。

モンテッソーリ教育について知りたい人に最初に読むべき本としておすすめしたいと思いました。

メリット・デメリット

『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』を読むメリットは、

  • 1時間半でモンテッソーリ教育の大枠を知ることができる

だと思います。

デメリットがあるとすれば、

  • モンテッソーリ教育がなぜそうなっているかなどの背景を学べない
  • マンガ(ストーリー仕立て)なので合わない人がいる

だと思います。

おすすめする人

以上を踏まえて『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』をおすすめする人は、

  • モンテッソーリ教育の大枠を簡単に知りたい人

であることに加えて、

  • マンガに抵抗がない人

です。

子どものために1日でも早く読もう

モンテッソーリ教育の大枠を簡単に知りたい人で、マンガに抵抗がない人は『マンガ版 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』を1日でも早く読んで欲しいです。

私は長男が5歳の時に本書を読みました。つまり、モンテッソーリ教育を実践して子育てをするべき長男の「敏感期」のほとんどはとり逃してしまったのです。

「敏感期」を逃したとしても、やり直しはきくと思っています。思ってはいますが、やはり本書の内容を知っていたうえで長男の「敏感期」を過ごしたかったです。

このようにならないために、モンテッソーリ教育に興味がある人には、子どものために本書を1日でも早く読んでほしいと思っています。

まとめ:子どもの真の望みを理解し、子どもの望む成長を手助けしよう

この記事では、モンテッソーリ教育の理念や具体的な実践方法を知ることができる相良敦子(原作)・あべようこ(マンガ)(2018)『マンガ モンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』株式会社河出書房新社を紹介しました。

本書を読むと、モンテッソーリ教育を踏まえた

  • 子どもの真の望みを理解すること
  • 子どもの望む成長を手助けすること

の重要性を学ぶことができます。

具体的には、子どもの特徴として、

  • 子どもは自立したがっていること
  • 子どもには「敏感期」があること
  • 子どもは動きながら学んでいること

などを知ることができ、

  • 子どもに上手に教える方法
  • 子どもを成長させる「活動のサイクル」を理解すること
  • 「自分でしたい」子どものための環境を整えること

などの子どもの望む成長を手助けする方法を学ぶことができます。

本書は、1時間半でモンテッソーリ教育の大枠を知ることができるように内容がコンパクトにまとめられています。

  • モンテッソーリ教育の大枠を簡単に知りたい人

であることに加えて、

  • マンガに抵抗がない人

は是非とも読んでみてください。

モンテッソーリ教育の理念を家庭に取り入れ、子どもが望む成長を手助けしていきましょう!

この記事を書いた人
ダイチ

👨'18年生まれ長男と'20年生まれ次男の父親
 💪2歳差育児に奮闘
 ✨子どもの特性を伸ばしたい
👔フルタイム勤務(管理職)
 🕖育児と仕事の両立を目指す
 ✅育児中でも働きやすい環境を作りたい

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