小学校に入学するために、子どもの年長の1年間をどのように過ごして小学校入学準備をしたら良いか迷うことはありませんか。
この記事では、私(ダイチ)が長男の年長の1年間を過ごすにあたって、小学校入学準備のスケジュールや各時期にやっておいた方が良いことをまとめています。
こんにちは。ダイチです。
共働き家庭で、2人の子ども(2歳差)の父親です。
小学校入学のための準備を計画的にすることで、子どもの小学校入学を成功させたいと思っています。
この記事が、子どもが安心して小学校生活を送れる環境を整えることの参考になると幸いです。
前提
小学校入学準備のスケジュールを書く前に、そのスケジュールの前提を書いておきたいと思います。
この記事でまとめている小学校入学準備のスケジュールは、私の長男が年長になり、小学校入学準備をどうしたら良いのだろうと思ったため、小学校入学準備のための道標となるものを計画としてまとめたものです。計画的な小学校入学準備を終えた実績のある人のスケジュールではないのでご了承ください。
長男が小学校に入学した後、小学校入学準備のスケジュールを振り返ろうと思っています。
長男の年長の1年間を一緒に過ごすための計画
長男が年長になりました。
私にとって初めて子どもの年長の時期を経験することになります。
我が家が共働き家庭であることもあって、計画的に過ごしたいと思っています。
2冊の本を読んでまとめた
そんななか、通っている保育園と長男のために購入しているこどもちゃれんじから、小学校入学準備のために年長の1年間をどのように過ごしたら良いかが書かれている本をもらいました。
この2冊の本を中心に、自分用にスケジュールを整理しようと思いました。
公立小学校入学を想定したスケジュール
この記事でまとめているスケジュールの注意点としては、公立小学校入学を想定したスケジュールだということです。
私立や国立小学校入学を想定したスケジュールだと、年少・年中からもっと準備する必要がありますし、年長のスケジュールの中に受験などの日程を入れる必要があります。
小学校入学準備のスケジュール
4月
子どもが進級した環境に慣れるために時間を使う月です。
親が4月に異動・転職している場合には、親も環境変化に慣れていきましょう。
5月から小学校入学準備が本格化します。4月中にこの年度の日常生活を快適に回せるようにしておきましょう。
5月
小学校入学準備が本格的にスタートします。
まずは小学校入学準備として、子どものこと(子どもができるようになっていた方が良いことで、一朝一夕で身につかないこと)を始めましょう。
具体的には、
- 生活習慣を整える
- 言葉・文字・数に関わる
の2つが中心になります。
これらには以下でまとめているようにいろいろなことがあります。
子どもがまだできないことは、子どもの様子を見ながら少しずつできるようにしていきましょう。
また、親として学童や放課後のこと、ランドセルのことを考え始めましょう。
生活習慣を整える
生活習慣を整えるとは、以下のことができることを目的にします。
- 早寝早起き
- 朝ご飯を食べる
- 自分で服を選ぶ
- 自分で着替えができる(立って着替えること、寒暖差による調節を含む)
- 脱いだ服を畳める
- 箸を正しく持てる
- 時計を読める
- 自分の物や家族共有の物を管理・片づけできる
言葉・文字・数に関わる
言葉・文字・数に関わるとは、以下のことができることを目的にします。
- 挨拶&返事
- 丁寧な言葉の使い方(例えば「●●です」)
- 主語・述語・助詞を意識した会話ができる(例えば「お菓子!」ではなく、「僕はお菓子を食べたい」)
- 机に向かう習慣を身につける(短時間でも可)
- 鉛筆を正しく持てる
- ひらがなをかけるようにする(正しい書き順)
- 1から10までの量的感覚を日常生活の中で身につける
親として考え始めること
まずは、学童などを考え始めましょう。
共働き家庭だと、小学校の放課後の時間を子どもにどのように過ごさせるのかが問題になります。学童に通わせるのか、習い事に通わせるのか、おばあちゃんに頼るのか。
主に学童に頼ることになると思いますが、
- 退社時間の見込み
- 子どもにどのような放課後を過ごさせたいか
を前提に、子どもが通える範囲の学童を見繕いましょう。
そのうえで、
- 申込時期(認可外だと夏頃から始まるところがある)
- 申込規定(就労証明書が必要なのか)
- 預かり時間
- 料金
- 内容(習い事的なことをしてくれるのか。宿題をみてくれるのか)
などについて各学童の内容を確認して候補を決める必要があります。申込時期までに申し込みましょう。申込締切は10月から12月が多いようです。
次に、ランドセルのことも考え始めましょう。進学する小学校のことを調べたうえで、「予算」「色」「素材」などから候補を決めましょう。9月までに購入している人が多いようです。
この5月の項目でいろいろまとめているので大変そうに感じるかもしれませんが、やるべきことの洗い出しです。4月の入学までにできることからやっていきましょう。
我が家はゴールデンウィーク中にやるべきことを洗い出して、計画を立てました。
6月・7月
6月・7月は、5月に洗い出した小学校入学準備を進めましょう。
特に、子どもができるようになっていた方が良いことは一朝一夕では身につきません。時間をかけて子どものできることを増やしていきましょう。
8月
暑さに負けない体力作りを心がけましょう。
また、そろそろ時計を読むことに慣れてきていると思います。20分で朝ご飯を食べるなど、時間の意識を身につけるようにしていきましょう。
9月
9月は小学校入学準備を進めるなかで、子どもの状況を振り返りましょう。
子どもができるようになったこと、子どもがまだできないことは何か。できることをそのまま伸ばす、できないことをできるようにする方法それぞれに優先順位をつけることが大切です。
10月
就学時健診
10月は就学時健診があります。
小学校の様子を自分の目で確認しましょう。
具体的には、
- トイレが和式か洋式か
- ロッカーの形(ランドセルが入るかどうか)
- 1年生のランドセルの色(サブバックの有無を含む)
- 1年生はどれくらいの荷物を持っているか
- 集団登校なのか
- 雨の日の服装(雨傘orレインコート(レインコートは、ランドセルまでかかるものか))
小学校入学準備(リマインド)
遅くともこの時期には、1日1回机に向かう学習をスタートしましょう。
学童保育を利用する場合は申込締切は10月から12月が多いです。忘れないように申し込みましょう。
11月
11月は机の購入と勉強場所の決定をしましょう。
机の購入にあたっては、
- 机の価格
- サイズ
- デザイン
- 長く使えるか
- 子どもが気に入るか
などの要素を考えて購入しましょう。
勉強場所の決定とは、今後の子どもの勉強場所をどうするのかという問題です。
子ども部屋で勉強するようにするのか、リビングなどの親の目が届く範囲で勉強するようにするのか、それとも子ども部屋とリビングの双方で勉強するようにするのかを決めておくということです。
12月
12月は小学校入学後に必要な生活習慣を実践していきましょう。
例えば、小学校登校を意識した時間に起床し、朝ご飯を20分程度で食べるなどです。
1月
小学校説明会の通知が来ます。
小学校入学へ向けて、子どもにできていてほしいことを子どもがまだできるようになっていない場合、4月へ向けてできるようにしていきましょう。
2月
小学校説明会
小学校説明会に参加します。
- トイレが和式か洋式か
- 通学路(順路、交通量の多い場所、どこに危険が潜んでいるか)
について確認しましょう。
確認した小学校の内容は、家族(保護者・子どもみんな)で共有しましょう。
小学校説明会”後”
説明会後は、まず手作り物などの準備を始めましょう。
手作り物などの準備が小学校説明会後である理由は、小学校の規定を遵守するためです。
準備する代表的なものは、
- 筆箱
- 鉛筆
- 鉛筆削り
- ハサミ
- 上履き
- 上履き入れ
- 通学着
- レイングッズ(雨傘orレインコート)
などです。
準備にあたっては、子どもに自分で自分の名前を書いてもらうと気持ちが高まるかもしれません。
次に、通学路で通学の練習をしていきましょう。
- 順路
- 交通量の多い場所
- 危険が潜んでいそうな場所
は子どもと一緒にしっかり確認しましょう。
この時に、緊急時の連絡先や集合場所を決めておいても良いと思います。
そして、説明会の時に身につけておいてほしい生活習慣について話があった場合で、まだその生活習慣が身についていない場合は急いで身につけるようにしましょう(5月に洗い出したものをやってきていれば問題ないと思います)。小学校のトイレが和式の場合で、和式トイレに慣れていない場合は練習させておきましょう。
入学後最初の1週間は給食がなかったり、下校時間がいつもより早い場合があります。説明会の時にそのような話が出ていた場合は、対策を検討・準備しておきましょう。
3月
3月は卒園準備があり忙しいです。隙間時間で小学校入学準備の最終チェックをしましょう。
小学1年生になった時の目標
以上が小学校入学準備のスケジュール(計画)です。
この記事の最後に、小学1年生になった時の目標をまとめます。小学校入学準備は小学校生活を楽しむためのものです。小学校生活をイメージしましょう。
生活習慣
生活習慣では、下記のことができるようになっています。
- 時計を見て、時間に合わせた行動ができる
- 1コマ約45分間座っていられる集中力がつく
- 登下校は子どもたちだけ。あるいは一人で
- 毎日の時間割に合わせて自分の持ち物を管理・準備できる
毎日の生活が学校中心になるので、家ではゆったりとした時間を作って子どもの疲れを取ってあげたいですね。
学力
国語の場合、4月の「ひらがな」から始まり、夏休み明けには漢字・作文ができるようになっています。
算数の場合、1学期に足し算・引き算の基礎(10まで)を固め、夏休み明けには繰り上がり・繰り下がりという比較的難しい単元ができるようになっています。
家では宿題を見たいですね。
宿題がなくても、家庭学習をする時間を作りたいと思います。
まとめ:計画的な小学校入学準備をしよう
この記事では、私(ダイチ)が長男の年長の1年間を過ごすにあたって、小学校入学準備のスケジュールや各時期にやっておいた方が良いことをまとめました。
小学校入学準備としては、子どもに関することとして、
- 生活習慣を整える
- 言葉・文字・数に関わる
を中心に、子どもができることを増やしていきましょう。
親としては、
- 学童
- ランドセル
- 机の購入と勉強場所
の決定が大切になります。
10月の就学時健診や2月の小学校説明会などを目安に準備を進めていきましょう。
小学1年生になった時に、時間を意識して自分で持ち物を管理・準備できるようになると良いですね。また、子どもが国語や算数に問題なくついていけると良いですね。
子どもが安心して小学校生活を送れる環境を整えていきましょう!