ワーママにおすすめの本『「働くママ」の時間術』

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日々の子育てお疲れ様です!

子育てと仕事の両立で時間や体力に限界を感じる。自分の時間をコントロールできないと思ったことはありませんか。

この記事では、子育てと仕事を両立をするための具体的な方法が書かれている馬場じむこ(2012)『「働くママ」の時間術』株式会社日本実業出版社について紹介します。

ダイチ
ダイチ

こんにちは。ダイチです。

2人の子ども(2歳差)の父親で、子育てと仕事の両立が辛かった経験があります。

辛かった経験から、子育てと仕事の両立を目指しています。

この記事が、家族や自分のために使える時間を増やし、家庭も仕事も充実した生活を送ることに貢献できれば幸いです。

『「働くママ」の時間術』とは

著者

『「働くママ」の時間術』の著者は、馬場じむこさんです。著者紹介によると子どもが2人いるワーキングマザーです。

本書の原点になる部分はここかなと思ったところがあったので引用します。

子どもが生まれると、生活は一変します。今までに感じたこともない喜びがある反面、責任や悩みができ、そして何よりも時間や行動の制限が増えるでしょう。こういった変化によって、今までの価値観がひっくり返ります。

馬場じむこ(2012)『「働くママ」の時間術』株式会社日本実業出版社

子どもが生まれて生活やマインドが変わり、試行錯誤を繰り返した方なんだろうと思いました。上記引用部分以外の本書の全体の書きぶりからも本書の時間術が著者の試行錯誤の成果であると感じます。

また、知識欲が凄い人だとも思いました。本書の中で毎月10冊以上本を読んでいるという記述があったのですが、それくらい読んでいるんだろうなと思えるくらいいろいろなことに興味があるような記述が出てきます。

ダイチ
ダイチ

本書を読んでの著者への感想は、パワフルな方だなぁです。

子育てと仕事の両立に悩む人は本書で元気をもらえると思います。

ちなみに、最近はあまり更新されていませんが、Xブログもあります。

概要

『「働くママ」の時間術』は、全部で7章構成になっています。

子育てと仕事を両立するための、

  • 定時に帰る仕事術
  • ラクして成果を出すコツ
  • 「自分時間」の作り方
  • スマホ、手帳を活用した時間と情報の管理方法
  • パパを味方につける方法
  • PTA・役員をするコツ
  • マインド

を学ぶことができます。

それぞれ、私が良いなと思った部分をピックアップして紹介します。

第1章:定時に帰る仕事術

仕事相手に締切を守ってもらうための3つのコツとして、

  1. 相手の締切日は自分の締切日の2日前に設定
  2. 相手の締切日は目立つようにする
  3. 締切日前日にリマインドの声かけをする

が挙げられていました。

社会人として当たり前と言えば当たり前なのですが、こういうビジネスの基本的なものも言語化されて書かれている点に好感を持ちました。

後は、上司に振り回されない先手の取り方なども書いてありました。

ダイチ
ダイチ

子育てと仕事の両立は自分1人では不可能です。職場でどう人を巻き込むのか、自分としてどうしたら良いのかが具体的に書かれていました。

他にも、タスクの進め方、仕事の断り方、信頼関係の作り方、気配り術などがあります。

仕事の断り方は種類が豊富で良かったと思いました。著者が大いに悩んだところだったのだと感じました。

信頼関係の作り方では、その1つとして「ありがとう」をこまめに伝えるというものがありました。これを読んで、私は改めて「すみませんでした」と言うよりは「ありがとう」を伝えることを心がけようと思いました。相手に対しても良い効果があると思いますし、自分にとってもすまないことをしたと思うことがなくなるという良い効果があると思ったからです。

第2章:ラクして成果を出すコツ

仕事術の続きのような章なのですが、この章では「やらないことを作る。やらないで良いことをやらない」ということに焦点が当てられています。

時間を捻出するためにはこの発想はとても大切です。

本書では、産休中になくなった仕事はやらないというコツをはじめとして、ママ目線のコツも多く出てきます。

第3章:「自分時間」の作り方

働くママのスキルアップと自分磨きのコツが書かれている章です。

”焦りからスキルアップしない。考えるだけでワクワクする気持ちが湧いてくるものをやるのがおすすめ”とマインド面について書いています。

そのうえで、

スキルアップの工夫として、忙しいママにおすすめしたいのは、

  1. 小さくはじめられる
  2. なるべく家やスキマ時間に行うことができる
  3. 子どもの病気など突発的なことがあってもすぐに予定を変更できる

といった方法を見つけることです。途中で一旦やめてもOKぐらいの気持ちで進めるのがよいと思います。

馬場じむこ(2012)『「働くママ」の時間術』株式会社日本実業出版社

と、小さく始める方法について書いています。

そのうえで著者が昼休みや通勤時間を活用してやっていることについて書いています。

「成人した子どもにどんなママだったと言われたいのか」と考えるのが、時間配分を決める基準という内容がありました。良い基準ですね。

他にも、「お誘いの断り方」が書かれている箇所で、上手く断っているもののどうしても縁遠くなることがあることについて、悲しむのではなく割り切ることが大事という記載もあって心が温まりました。

ダイチ
ダイチ

私も子どもが生まれて友人との時間が減って寂しい思いをしました。

第4章:スマホ、手帳を活用した時間と情報の管理方法

第4章では、スマホ、手帳を活用した時間と情報の管理方法について書いています。

参考になる部分は多いのですが、ここで紹介されているウェブサービスやアプリは出版時期(2012年)との関係で現在では有用性が低くなっている部分もあると思いました。

第5章:パパを味方につける方法

(察せない)パパを味方につける方法が書いてあるこの章。「察せないパパには、具体的に助けを求めよう」「多少のミスには目をつぶろう」などの方法が書かれています。

どの方法も具体的で著者の熱い想いと試行錯誤の結晶だと思いました。

この章を読むママは強くうなづくか、とても参考になるのかのどちらかでしょう。

子育て・家事の経験値が低いパパがこの章を読むのは辛いかもしれません。ママ目線の熱い想いが書かれているからです。

ダイチ
ダイチ

私としては、子育て・家事の経験値をより積んでいきたいと思うのと同時に、経験値がとても低かった時代のことを思い出してしまいました。

パパ目線としては、本章で書かれている内容をママが実践してくれると子育て・家事に参加しやすくなることは間違いないと思いました。パパが子育てに消極的で悩んでいるママは本章の内容を実践してみてください。

第6章:PTA・役員をするコツ

第6章では、PTA・役員をするコツとともに、ママ友同士の関係などについても書かれています。

「これはできないけど、これならできる」をアピールするというコツが書かれていたのですが、これは仕事をしているという制限があるなかでPTA・役員をする良い方法だと思いました。

ママ友との関係については、心強い先輩ママからのアドバイスだと思って参考にしようと思うものがいっぱいありました。

第7章:マインド

この章では、子育てと仕事の両立について悩んだ時の考え方について書いてあります。

私が特に良いと思ったのは、子育てと仕事の「両立の不安を抑える6つの方法」です。

6つとも気付きのある内容で、特にママにとっては心を打つ内容だと思います。

私の場合は、6つの方法のうちの1つ「今の子どもの状態が続かないことを自覚しておく」が良いと思いました。

内容としては、子どもが小さいうちは1か月保育園に休まず通うこと自体が難しく、一度感染症になると1週間近く休むことになる。でも、この状態は5歳ぐらいになると格段に減るというものです。

私も過去に以下のような記事を書き、「上の子の体が強くなった」と書きました。

ゴールが見えると気持ちが少し楽になりますね。

ダイチの感想

私が『「働くママ」の時間術』を読んだ感想としては、子育てをしながら仕事をするノウハウがぎっしり詰まっているでした。そして、そのノウハウは著者の試行錯誤の結果出てきたものばかりなので、どれも具体的・実践的でした。

子どもが生まれると子育てと仕事を両立することになってそれまでと生活が変化しますが、その変化の時期を乗り越えることを助けてくれそうだと思いました。

自分のスタイルに取り入れることができそうなものは取り入れようと思いました。

私が本書を読んで得た子育てと仕事の両立方法は、

  • 人の巻き込み方
  • 隙間時間の在処とその活用方法
  • 両立を目指す時のマインド

の3つです。

両立方法1:人の巻き込み方

『「働くママ」の時間術』の概要を紹介したところでも少し触れましたが、上司に振り回されない先手の取り方が良かったです。

具体的な方法としては、「こちらから先手を打って声をかける」などで当たり前と言えば当たり前なのですが、子育て(と仕事の両立)は1人でできないことを再確認した部分です。

本書では、子育てと仕事を両立するためにどう人と関わっていけば良いかが書いてあって良かったです。

ダイチ
ダイチ

関わり合いのある人に感謝しつつ、子育てと仕事の両立を目指していきたいと思いました。

両立方法2:隙間時間の在処とその活用方法

実は『「働くママ」の時間術』を買おうと思ったきっかけは、目次に自分時間の作り方という記載があったからでした。子育てと仕事の両立はもちろん大事なのですが、自分自身のケアも大事ですからね。

隙間時間の在処は、昼休みと通勤・移動時間が挙げられていました。そして、昼休みの活用方法として、ブログ、「いらっしゃいランチ」、ジム通いが挙げられていました。また、通勤・移動の時間の活用方法としては、ポッドキャストを聴く、携帯メールの返信などの些細だけど後回しにしがちなことをやる、読書が挙げられていました。

私としては、友人に自分の職場まで来てもらってランチをする「いらっしゃいランチ」が目から鱗でした。子どもが生まれたことをきっかけに友人との時間が減った私としては、ランチ時間を活用して人と交流したいと思いました。

両立方法3:両立を目指す時のマインド

『「働くママ」の時間術』では、第7章だけでなく、本書全体を通して子育てと仕事の両立を目指す時のマインドについて書いています。

このマインドが両立のためのコツ、ポイントなのだと思いました。

例えば、パパを見方につけるために「察せないパパには、具体的に助けを求めよう」という方法が本書に書かれているのは既述のとおりなのですが、その方法の背景や言う側のマインドを整えておかないと成功しないと思いのです。本書では、この方法の背景や言う側が持つべきマインドについて書いてあるのでパパを見方につける成功率を上げる良書だと思いました。

インターネット上の口コミ

インターネット上の口コミを見てみると、

  • ママが自分と向き合い、自分のことを大切にして子どもや仕事と向き合うことの大切さを書いています
  • 明日にでも実行できる、でも地道に役立つ案が沢山書いてあります。こういう本こそ、働く母親を「生きながらえ」させ、女性全体の自意識の向上を可能にするのではないでしょうか
  • 全ての働くママが取り入れられるエッセンスが必ず一つは見つかる内容

というようなおすすめする口コミもある一方で、

  • この手の事は世のお母様方は日々実践済みなのでは?
  • 結婚出産を検討している女子大生や、せめて入社3年目までで読むといいように思います
  • お願い上手な「愛されお仕事ママ」このフレーズに虫唾が走り、完読できませんでした

というようなものも見られました。

確かに、『「働くママ」の時間術』に出てくる子育てと仕事の両立のための具体的方法は、方法としては目新しくないものばかりです。経験値のある方にとっては既に実践済みのものが多いと思います。

ですが、本書の魅力は、その方法が著者のママとしての試行錯誤の結果出てきたものだと感じられる点にあります。このため、著者と同じ状況、同じ悩み、似た性格の人にとっては本書で紹介されている両立のための方法を実践する強い動機になります。

お願い上手な「愛されお仕事ママ」というフレーズは、私も読んでいて好き嫌いが分かれるだろうなと思いました。他にも、著者のパワフルさが合わない女性もいるかもしれません。

ダイチ
ダイチ

私にとっては、子育ても、仕事も、自分時間も両立させたいという著者の思いを感じることができて刺激になりました。

メリット・デメリット

『「働くママ」の時間術』を読むメリットは、

  • 子育てと仕事の両立のための具体的方法を知ることができる
  • 両立のためのマインドを学ぶことができる

です。

デメリットは、

  • 既に実践済みの方法ばかりの可能性がある
  • 著者の性格や性質と合わない可能性がある

です。この場合、本書を読む価値が低くなります。

しかし、繰り返しになりますが、著者と価値観が合う場合には、既に実践済みの方法であっても著者から良い刺激をもらうことができるので読む価値が高まります。

子育てと仕事の両立に悩む人におすすめ

ママ

特にママにはおすすめします。

そのために書かれている本です。子育てと仕事の両立に悩んでいる場合、先輩ママ(戦友?)からの熱い応援だと感じるでしょう。

ただし、口コミやデメリットのところでも書きましたが、人によっては合わない人もいると思います。この記事を読んで著者の雰囲気が合わないと感じた人は買わない方が良いかもしれません。

パパ

子育てと仕事の両立に悩むパパも読んでも良いと思います。

私は学ぶべき点が多かったです。単なる時間術を学ぶことができるというだけでなく、ママ視点を知るという意味でも価値がある本です。この本の内容(特にママ視点)を自分の生活に落とし込めば、夫婦間での会話がより良くなると思いますよ。

ただし、経験値が低いパパは第5章を読むと心が痛くなるかもしれないので心して読みましょう。

良い時間の使い方は人生の価値を高める

良い時間の使い方は人生の価値を高めると思っています。人生とは、人生(時間)をどう使うかだからです。

『「働くママ」の時間術』は読者の人生(時間)を子育て、仕事、自分時間へとバランスよく使うことに貢献すると思います。

まとめ:時間術を学んで家庭も仕事も充実させよう

この記事では、子育てと仕事を両立をするための具体的な方法が書かれている馬場じむこ(2012)『「働くママ」の時間術』株式会社日本実業出版社について紹介しました。

本書を読むと、子育てと仕事を両立するための、

  • 定時に帰る仕事術
  • ラクして成果を出すコツ
  • 「自分時間」の作り方
  • スマホ、手帳を活用した時間と情報の管理方法
  • パパを味方につける方法
  • PTA・役員をするコツ
  • マインド

を学ぶことができます。

私が本書を読んで得た子育てと仕事の両立方法は、

  • 人の巻き込み方
  • 隙間時間の在処とその活用方法
  • 両立を目指す時のマインド

の3つです。

子育てと仕事の両立に悩む人は是非読んでみてください。

『「働くママ」の時間術』を読んで、家族や自分のために使える時間を増やし、家庭も仕事も充実した生活を送りましょう!

この記事を書いた人
ダイチ

👨'18年生まれ長男と'20年生まれ次男の父親
 💪2歳差育児に奮闘
 ✨子どもの特性を伸ばしたい
👔フルタイム勤務(管理職)
 🕖育児と仕事の両立を目指す
 ✅育児中でも働きやすい環境を作りたい

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